恋するウサギちゃん速報

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鼻中隔湾曲症の手術

お久しぶりです、今回は数学全く関係ない話です。私はこの夏に鼻中隔湾曲症(簡単に言えば鼻の穴を分けてる骨が歪みまくってる病気)の手術で1週間入院していました。入院中色んな方のこの手術の話のブログを読み漁ってて色々と参考になったので僕も後世に残したいと思います。


入院初日


入院する部屋とか施設の説明とかが主でした。8階だったのでとても夜景が綺麗なことに驚きました。この日僕の面倒を見てくれたのは31歳の女性の看護師さんでした。この方の後輩も見学という形で居たのですが普通に可愛いし同い年(21歳)らしくて心が踊りました。この時点では入院生活は楽しそうという印象しかなかったです。同い年のナースさんに身長測って貰った時にちょっと裏声でこの前より2ミリ大きくなった!*1って呟いたら結構ウケて嬉しかったです*2


入院2日目


手術ですね、母親が来てくれました。鼻中隔湾曲症の手術は主には全身麻酔でするそうです。歪んだ骨を削ったり神経を焼いたりする少しグロい内容です。僕は全身麻酔3時間でした。少しワクワクしながら手術室に入りました。お酒やタバコは控えておくように指示があると思いますので禁酒禁煙の方頑張りましょう。


さて、鼻中隔湾曲症の手術はここからが地獄です。麻酔から覚醒すると鼻で息が出来ません。どういうことかというと、術後数日は鼻栓が常に入っている状態になるからです。このこと自体は聞いていたんですけど想像よりも圧迫感があります。呼吸なんて絶対に出来ない状態になっています。また、麻酔前に鼻で息できないから口で息するようにと言われていたのですがやはり焦ります。麻酔が抜け切ってない靄がかかった頭の中でそれを思い出せるかというのは難しい話です。覚醒直後かなり焦りました、ほとんど反射的に体を暴れさせたのを覚えています。お医者さんの落ち着いて!という声で冷静になれましたが…。鼻中隔湾曲症の手術を受ける方は鼻で息が出来なくなるということを留意して置いてください。


朝9時から3時間の手術なのですが、術後3時間は絶対安静の時間となります。全身麻酔したことある方ならわかると思いますがここも地獄です。声が掠れてほとんど何も喋れない上に、ベッドの上から動くことも許されません。さらに鼻で息が「全く」出来ないという苦痛がアクセントとなり最悪の環境となります。人生で最も長い3時間でした。


この後は丸一日絶食となります。点滴で栄養を体に入れるみたいですね。この手術を受けられる方にアドバイスなのですがと当然ずっと口呼吸になります。喉がかなり痛くなります。なので濡れマスクや水を近くにいっぱい置いておくと良いと思います。


3日目


想像より寝れないです。口でしか呼吸出来ないので浅い睡眠になります。30分〜1時間おきに目が覚めました。喉もめちゃくちゃ痛くなります。地獄としか形容出来ないです。手術当日と次の日は風呂にも入れません。さらに食事はお粥が主になります。病院のお粥はマジでびっくりするくらい美味しくないので塩とかも持ってきておくと良いと思います。最悪みたいな状況になるんですね。なんもすることないし数学やろうと思ってたのですが出来るわけないです。本当に想像より何も出来ません。喉が痛むので喋るのも辛い上に喋りにくいです。普段発話する際には意識しないと思うのですが特定の音を出す際に人間は鼻から空気を出しているようです。その音がつっかえてしまうので喋りにくくなります。とりあえず地獄なので頑張って下さい。文では伝わりにくいと思うのですが口呼吸のみは本当にキツイです。ただ、鼻中隔湾曲症で検索すると色んな方のブログなどを読めるのでそれを読みながら地獄を味わっているのは自分だけじゃないと思いましょう。


4日目


ようやく風呂に入れます。ここら辺で口呼吸に慣れてきました。喉は痛みますが違和感からくる不快感はかなり減ります。


5日目


僕の場合はここで鼻栓を抜きました。医師からの説明で、抜く際は麻酔は出来ない上に人によっては気が遠のくほどの激痛が走ると説明を受けました。実際今までで1番2番に痛かったですが気が遠のく程ではありませんでした。ただ、かなり痛いと思えば案外拍子抜けになったりするので痛いと思う方が良いのでしょう。ネタバレになるのですが抜かれた鼻栓は思いの外大きいです、鼻の中に入るわけなくない?という大きさで思わず笑ってしまいました。鼻栓が抜けたらだいぶと楽になるので自由に過ごしましょう。僕はこの日は思いっきり昼寝した後バイト(オンライン家庭教師)をしていました。普通にバイト出来るくらいには余裕が生まれますので、とりあえずここまで頑張りましょう。


6日目


ここからはエピローグみたいなものです。毎朝その日の担当の看護師さんが挨拶に来てくれるのですがその日の僕の担当は例の同い年の方でした。少し雑談したのですがどうやらお酒が好きなようです。夏ですし少し前に振られたばっかですしこういう出会いがあってもいいのでは!?と言うことで連絡先を渡すことを決意しました。ただ僕は女の人と喋る機会がほとんどない数学徒…どうしても勇気が出ません。ですがどこからともなく*3歌が聞こえてきました。


「淡い恋の端っこを決して離さなければ、この夏は例年より騒々しい日が続くはずさ」


このブログの名前にもなっているこの歌を脳内再生しながら看護師さんに近づき


「僕の連絡先です!良かったら飲み行きましょう!」


と伝えました。看護師さんは笑いながら考えときます、とだけ言っていました。


退院から今日でまる1週間経ちますが連絡は来ていません。


7日目


退院です。鼻中隔湾曲症で入院される方はとりあえず濡れマスクやのどぬーるスプレーなど喉のケアを出来る道具を狗巻君並に大量に持っていきましょう。鼻の手術なのでダメージを喰らうのは鼻かと思われがちですが1番は喉です。


入院中辛いことが多いと思いますが、役に立てたなら幸いです。

*1:当時はスパイファミリーが流行っていた

*2:実際は別に変わってなかったです、173cm

*3:脳内